Fランクビルメンはまブログ

過去の職歴や体験談、現在の仕事を紹介しています。

第6話 日雇い引っ越し作業を1日だけ働いたお話

 

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引っ越しのバイトは想像以上にキツイ仕事でした。

今49才なので、今から28年まえの古いお話になります。21才の頃の私は、実家でニート生活をしながら仕事を探していました。毎週発売される求人雑誌やアルバイト雑誌を見ていい仕事を探していましたが、学歴も経験も資格もない私にいい仕事が簡単に見つかる訳がありません。やりたい仕事もなかったので、どんな仕事が自分に向いているかもわかっていませんでした。無職のまま実家に住んでいるだけでも親に負担をかけているので、こんな状態ではいけないと思い、とりあえず日雇いでもいいから働こうと思いました。アルバイト雑誌に引っ越し作業の日雇いアルバイト募集を見つけました。日給9,500円です。家から原付バイクで15分くらいで行けるのでとても便利な場所です。この引っ越し作業の仕事は、私の人生の中で2番目にキツイ作業でした。ちなみに1番キツイ作業は、第5話でお話した期間工ワープロ組み立ての仕事です。引っ越し会社は、わりと名前は知られている中堅クラスの引っ越し会社でした。アルバイト雑誌に書いてある電話番号に電話して、とりあえず日雇いで1日働いてみる事にしました。面接とかはなくて簡単に採用されました。「今週の〇〇日に来て下さい」と言われたので行く事にしました。

 

バイト開始

バイト当日、原付バイクで行ってみると大きい駐車場に2tトラックや4tトラックが十数台止まっています。駐車場の端っこにプレハブ小屋で簡単に作られた引っ越し会社の事務所があります。その事務所で日雇いアルバイトの受付をしており、作業着を渡したり日給を渡したりしています。事務所に行って受付を済ませると作業着が支給されたので作業着に着替えました。平日の朝8時頃ですが、社員とアルバイトを合わせて30名くらい集まっていました。みんな若かったです、社員の人でも20代後半から30代、アルバイトは20代~30代といった感じでした。40才過ぎると引っ越しは作業はキツイから出来ないんでしょうね。そしてチームごとに分けられます。私は4人のチームに入りました。

 

 チームのメンバーはこんな感じです。

①リーダー30才くらいの社員Aさん

②日雇いバイト20才の男子大学生Bくん

③日雇いバイト20才の女子学生Cさん

④日雇いバイト21才の無職底辺の自分

 

BくんとCさんは同じ大学の友達同士でバイトに来ています。私以外の3名は、すごいベテランです。AさんBくんCさんは仲良く会話していました。私だけ引っ越し作業初日の初心者です。トラックの乗る位置ですが、Aさんは運転席、B君は助手席、Cさんはトラックの荷台、私は運転席と助手席に間にある小さい補助席のような場所に座りました。狭かったので荷台の方が広くていいと思いました。トラックで移動中、AさんとBくんの会話を聞いていると、Aさん「先月がんばって残業たくさんやったから今月の給料は手取りで30万超えたよ」と言ってました、なかなか良い給料だな~と思いました。Bくん「自転車で北海道一周してきました」と言ってました。只者ではないなと思いました。AさんBくんCさんは全員すごい体格がいいんです、プロレスラーみたいなマッチョとは違いますが、体操選手のように引き締まっていて筋肉が付いている感じです。

 

仕事は午前中に1件の引っ越し作業、午後に2件目の引っ越し作業です。終わったら会社に帰ります。1件目の引っ越し業はワンルームに住んでいる1人暮らし男性の引っ越し作業なので簡単に終わりました。昼食はコンビニで弁当やパンを買ってトラックの中でたべました。午前中の作業が簡単に終わったので引っ越しなんて楽勝楽勝と思っていたら2件目がキツかったです。大きい2階建て住宅の引っ越し作業です、家族が多いので重い家具も多いです。私はBくんとペアになって重くて大きいタンスなどをトラックに積み込みました、なんとかがんばって積み込み作業は終わりましたが腕がパンパンになって握力も弱くなってきました。AさんBくんCさんは、全然疲れていないみたいで余裕の顔をしています。新しい家に着くと荷物を降ろす作業が始まります。信じられないのが荷物を普通に歩いて運ぶならいいんだけど、タンスのような重い物を持って走って運ぶんです、マジかよ!って思いました。なんでそんなに急いで運ぶ必要があるのか?転んでしまって大事な荷物を傷つけた時の事を考えないのか?と思いました。それで何個かがんばって重い物を運んでいたんですが、Bくんと一緒に重いタンスと1階から2階に運んでいる時に、腕の力がなくなってきてタンスを階段に落としてしまいました。カバーをかぶせてしっかり養生はしてあったので傷が付いたりタンスが壊れたりはしませんでした。大きい音を立ててしまいお客さんにご迷惑をかけてしまいました。それでリーダーのAさんは「こいつには無理だな」と思ったんだろうと思います、「重い物はいいから軽い物だけ運んで」と指示を受けました。

 

なんとか午後の引っ越し作業も終わって会社に戻ります。プレハブ小屋の事務所で日給9,500円を受け取る事になっていますが、自分で納得いく仕事が出来なかったので日給は受け取りませんでした。いい経験といい勉強になったと思います、引っ越し作業は甘くないという事がわりました、自分の考えが甘かったです。かなりの体力が必要ですね。それ以降引っ越し作業の仕事はしていません。経験してみるといろいろわかる事があります、経験って大事ですね。