はまの日常生活ブログ

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33才未満の人におススメの仕事、自衛官候補生のお話

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18才以上33才未満の若い人達におススメしたい仕事が自衛官候補生です。

昔の採用年齢は、18歳以上27歳未満でしたが平成30年10月から採用年齢が18歳以上33歳未満に引き上げられました。若い人が減ってきて応募人数が減ってきているので年齢が引き上げられたみたいです。2000年頃は倍率が高くて合格するのは難しかったですが、最近は倍率も下がってきているので合格する確率も上がっています。33才未満の若い人は、一度自衛官候補生の採用試験を受けてみてはどうでしょうか?今がチャンスだと思います。

 

高校を卒業して陸上自衛隊に入隊しました。

今ら31年前になりますが、高校3年生の時に自衛官採用試験を受けて合格し、1989年3月に高校卒業後、陸上自衛隊に入隊しました。当時の採用試験はとても簡単でした。バブル景気だったので自衛官になろうとするほとんどいませんでした。簡単な筆記試験を受けて簡単な身体検査を受けて合格しました。健康なら誰でも合格できた時代です。私の高校は全体で1,500人くらいいますが、卒業する3年生約500人のうち自衛隊に入隊した人は、私を含めて3名いました。私は陸上自衛隊に入隊、他の2人は、海上自衛隊航空自衛隊に入隊していました。今思うと私も航空自衛隊に入隊しておけばよかったなと後悔しています。入隊するなら航空自衛隊が一番いいと思います。演習場で泥まみれになる事もないし基地も広いです、海外にもいけます。陸上自衛隊は駐屯地が狭いし、演習場で泥まみれになって穴を掘ったり、普段は武器の整備です。海上自衛隊は艦艇勤務になると大変だと思うので航空部隊勤務がいいと思います、航空部隊なら基地が広いです。陸上自衛隊に入隊後は、特科部隊に配属になりました。自分のやりたい職種ではなかったのと暇すぎでやりがいが感じられず1任期(2年間)で退職しました。当時はランボーのような男になる為に厳しい訓練を受けたいと思って入隊したんですが、倉庫整理や飯炊きなどの仕事が多くてやりがいが感じられませんでした。今思うと「仕事は暇な方がいいんだよ、辞めるなよ」と若い時の自分に言ってやりたいです。退職後は実家に帰ってきて、転職とニート生活の日々でした。

 

戻れるなら戻りたい

自衛隊を1任期で退職後、いろいろな仕事を経験しました。トラック運転手、パチンコ屋店員、不動産営業マン、鉄道レール溶接、警備員、ビルメンなどです。今まで経験した仕事の中で一番楽な仕事が自衛隊でした。自衛隊に戻れるなら戻りたいです、しかし49才なので募集年齢を超えてしまっています。私は戻る事が出来ないので、33才未満の若い人達におススメしたいと思います。自衛隊ってキツイんじゃないの?って思っている人が多いと思います。私も自衛隊に入る前はキツイ訓練が待っているんだろうなと思っていましたが、入隊してみるとそうではないです。高校の部活の練習の方が厳しいと思います。入隊前のイメージは、毎日、腕立て100回、腹筋100回、10キロランニングとかさせられるんだろうなと思っていました。入隊してから受ける前期教育と後期教育では10代20代の若い人達ばかりなので、少しキツイ運動になりますが、教育が終わって部隊に配属されると腕立てや腹筋は、たまに30回くらいやる程度です。走る時はランニングというよりも1キロ程度の軽いジョギングでした。部隊のみんなで集合して運動するので、部隊の中には40代50代の人達もいます、あんまりキツイ運動はできません。

 

自衛隊に戻ろうとしました。

20才で自衛隊を退職してから5年後、25才になった私は、警備員をやっていました。世の中はバブルが崩壊して大不景気時代でした。景気の良かったころは誰も自衛官になろうとしませんでしたが、ここにきて自衛官が大人気になり、採用試験の倍率がものすごい事になっていました。民間企業で働いているよりも、また自衛隊に戻りたいと思い、採用試験を受けましたが、見事に落ちました。

 

自衛隊の良さに辞めてから気づく

自衛隊にいる時は、自衛隊の良さに気づきませんでした。退職後に気づいても遅いですね。自衛隊には高校を卒業してすぐに入隊する人と、民間企業から転職してくる人達がいます。自衛隊を辞めるのは私のように高校を卒業してすぐに自衛隊に入隊する人が多いです。民間企業で働いた経験がないので、民間企業の厳しさと自衛隊の良さがわかっていないのです、逆に民間企業から転職して自衛隊に入隊した人は自衛隊を辞めません。民間企業の厳しさと自衛隊の良さを理解しているからです。民間企業にはノルマや目標がありますが、自衛隊にはそんなのはありません。私が自衛隊にいた頃、自衛隊を1任期で退職して民間企業で働いて、また自衛隊に入隊してきた人がいました。当時は「なんでまた自衛隊に戻ってくるんだろう?民間企業の方がいいのに」と思っていましたが、今ではその人の気持ちがよくわかります。

 

自衛隊の良い所

入隊してから前期教育と後期教育は、大きい部屋で20名~30名で集団生活をしますが、部隊に配属になれば、基本的に6人部屋です。結婚している人なら安い料金で官舎に住む事もできます。官舎に住まなくても民間の賃貸住宅に住むこともできます。独身でも3曹くらいになると外にアパートを借りている人もいました。年休も全部消化できます。ゴールデンウイークや夏休みを2週間連続で取っている部隊もありました。軽い風邪を引いただけでも自衛隊病院に入院できます。自衛官の定年は早いです、階級にもよりますが、普通の自衛官なら53才か54才で定年になりますが、再就職の為の支援をいろいろしてくれます。定年前に資格を取る支援をしてくれたり再就職先を紹介してくれたりします。資格は第2種電気工事士やパソコン関係の資格が取れるみたいです。私の会社にも自衛隊を定年退職した人達がけっこう入社してきています。

 

退職金と若年定年退職者給付金

53才で定年退職する自衛官なら退職金は約2,000万円、その他に若年定年退職者給付金というのが貰えます。これは民間企業でいうところの早期割増退職金みたいなものです。自衛官は早い人だと53才で定年退職するので、この若年定年退職者給付金というのがもらえるんです。53才で定年退職する人なら約1,400万円もらえます。

 

防衛省共済組合

定期預金の利率がものすごくいいです。防衛省共済組合に定期預金すれば利率(2019年)は1.23%です。現在の民間のメガバンク金利は、0.01%です。すごい差ですよね。しかし定期預金には上限があって300万円までです。300万円でもずっと預けておけば増えていくのが楽しみですね。他には普通預金金利は0.49%、定額積立預金の金利は0.99%です。これも民間の銀行よりは全然いいですね。30年前に私が自衛隊にいた頃の金利は、たしか5%でした。今思うとものすごい金利ですね。残念ながら全然定期預金はしていませんでした。

 

海外派遣に行ってみたかったです。

私が自衛隊にいた頃は海外派遣はありませんでした、災害派遣にも行ったことがありません。今では海外派遣も災害派遣も普通にありますね。とてもやりがいのある仕事だと思います。最初は給料は安いけど、長く働いて階級が上がれば給料も上がっていきます退職金もいいです。倒産する事もありません。病気になれば自衛隊病院に入院もできます。有休も全部消化できます。自衛官候補生だけでなく他にもいろいろ自衛官になる為の採用試験はあります。定年退職まで勤務するのではなく1任期だけでもいい経験になると思います。一度自衛官になってみてはどうでしょうか。

 

 

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