Fランクビルメンはまブログ

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第18話 ビルメンに必要な資格のお話

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これからビルメンになろうと考えている人にビルメンに必要な資格についてお話したいと思いいます。

 

(1)最初に取っておいた方がいい資格

ビルメンになるならまず最初に取っておいた方がいい資格は、基本中の基本の資格、第二種電気工事士です。この資格を持っていないとビルメンの仕事が出来ません。ほとんどの現場ではビルメンがコンセント交換や照明器具交換などをしていると思います。そういう電気機器の交換をする時にこの資格が必要になります。(交換作業などは自分達でやらずに全部外注業者に任せている現場ならこの資格はなくても大丈夫です。)

 

第二種電気工事士の資格を取る為には、第二種電気工事士試験を受けて合格する必要があります。試験は、年2回実施されています。試験は筆記試験と技能試験があります。合格率は約60%です。そんなに難しい試験ではないので、まじめに勉強していれば合格できます。暗記問題が多いので、何回も参考書を読んでしっかり暗記すれば大丈夫です。技能試験は、通販サイトで技能試験練習セットが売っています。私はそれを買って練習しました。配線・器具・工具がセットになっているので、とても便利なセットでした。

 

独学で資格を取るのが難しいという人は、職業訓練校に行って資格を取るという事も出来ます。失業保険の受給資格があるのなら失業保険を受給しながら職業訓練校に通う事も出来ます。しかし希望すれば職業訓練校に行けるという訳ではありません。職業訓練校のビル管理コースは人気があるみたいで倍率は2倍~3倍の応募者がいるみたいです。入校するのにも簡単な試験があるようです。ビル管理コースが無理ならビルメンに関係する他のコースでもいいと思います。電気設備コースとか機械メンテナスコースでもいいと思います。職業訓練校にいる間に第二種電気工事士を取得すれば、職業訓練校の紹介でビル管理会社に就職する事が出来ます。自分で就職先を探すよりも、職業訓練校に紹介してもらった方が、就職しやすいです。私の会社にも職業訓練校から入社してきた人達がいます。ビル管理未経験の人で40代・50代の人でも採用されています。ビル管理未経験でも職業訓練校を出れば、経験者として考えてくれるみたいです。

 

(2)資格を取る順番

最初に第二種電気工事士を取る事をおススメしましたが、第二種電気工事士を取ると他の資格の受験資格・受講資格が発生します。例えば甲種消防設備士の受験資格と消防設備点検資格者の受講資格です。消防関係の資格を取る事もビルメンには重要です。仕事の範囲が広がるし資格手当も付いて給料が上がります。甲種消防設備士は、特類・1類~5類まで合計6種類あります。甲種消防設備士試験は難しいので講習で簡単に取れる消防設備点検資格者の方を先に取った方がいいと思います。消防設備点検資格者講習は、特種・1種・2種の合計3種類の講習があります。講習は3日間あります。費用は約3万2千円です。講習費用は高いですが、初回の講習なら会社が払ってくれると思います。講習の最終日に簡単な試験があります。ほとんど落ちる人はいません。合格率は95%と言ってもいいでしょう。講習中に講師から「ここは重要ですよ~」と教えてくれるので寝ないでちゃんと講習を聞いていれば試験に落ちる事はないです。万が一試験に落ちて不合格になった場合は、2回目の講習からは自腹で講習費用を払って行く事になると思います。

消防設備点検資格者は1種・2種・特種がありますが、1種と2種を取れば充分です。普通のビルで働くのなら特種は必要ないと思います。特種が必要なビルは、まだまだ少ないと思います。しかし資格手当が付くのであれば必要がない現場でも取った方がいいと思います。少ない給料を上げる為に、資格手当は重要です。私は1種と2種だけ取りました。私の会社では特種は資格手当が付かないので、取っていません。

消防設備点検資格者の資格を講習で取得したら次は甲種消防設備士です。

甲種消防設備士の紹介をします。

①特類消防設備士

 特殊消防用設備等

 

②第1類消防設備士
屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備、共同住宅スプリンクラー設備


③第2類消防設備士
泡消火設備、特定駐車場用泡消火設備

 

④第3類消防設備士

不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備

 

⑤第4類消防設備士

自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備、共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備、特定小規模施設用自動火災報知設備、複合型居住施設用自動火災報知設備

 

⑥第5類消防設備士

避難器具

 

この6つの中でビルメンが一番仕事で使う可能性があるのが⑤第4類消防設備士です。その為、第4類消防設備士は取っておいた方がいいと思います。ビルのテナントが引っ越したり事務所のパーテーションが変更になった時に、天井に設置されている火災感知器の移設・設置・撤去などの作業がたまにあります。そういう作業は全部業者任せの現場なら問題ありませんが、内製で自分達でやる現場なら第4類消防設備士の資格は必要です。

 

甲種第4類消防設備士の資格を取って5年の実務経験を積むと次に、特定建築物調査員と防火設備検査員の受講資格が発生します。どんな資格か簡単に説明します。

特定建築物調査員は、百貨店、ホテル、映画館など政令または特定行政庁が指定した特定建築物において、3年に1回、又は毎年、調査をして特定行政庁へ報告するのが仕事です。講習は4日間あります。費用は約54,000円です。講習の最終日に試験があります。合格率は約70%くらいです。私は今から15年くらい前にこの資格を取りましたが、その時の合格率は90%以上はあったと思います、講習中も講師が「ここ重要ですよ~」と教えてくれましたが、今は厳しくなったみたいですね。なんでこの資格を取ったかと言うと資格手当が毎月付くのと、この資格を使ってビルの調査をした時に資格使用手当が付くからです。

防火設備検査員とは、建築物において、感知器連動で動く防火扉や防火シャッター等、防火設備の検査を毎年行って特定行政庁へ報告するのが仕事です。講習は2日間の学科講習と、その他に実技講習があります。講習費用は、学科講習が33,000円、技講習が27,500円です。合格率は約70%くらいです。私はこの資格は取っていません、資格手当が付かないからです。資格手当が付かない資格を取っても仕事が増えて責任が重くなるだけなので自分が損するだけです。

 

 

(3)持っていると会社から喜ばれる資格

電気主任技術者 第1種~第3種

②エネルギー管理士(熱・電気)

③建築物環境衛生管理技術者

 大きい建物の契約を取りたい場合、①~③の資格が必要になってきます。契約を取ったら①~③の資格者をその現場に常駐させる必要があります。①~③の資格を持っている人が会社にいないと大きい建物の契約を取る事が出来ません。会社としては社員に取って欲しい資格です。私は③だけ持っています。①②は、合格するまでには数年かかる資格なので諦めました。資格手当が毎月5,000円くらい、選任手当が毎月1万円くらい付くのなら取ろうと思いますが、3千円程度の資格手当では、責任の重さを考えると割に合いません、取らない方がいいです。③は暗記すればいいだけなので、半年くらいまじめに勉強して合格できました。勉強方法はひたすらに参考書と問題集を何回も読んで暗記するだけです。

 

(4)私が資格を取ろうと思ったきっかけ

まだ私が20代前半の頃、機械警備員をやっていました。ビルの設備が壊れると緊急連絡者のビルメンに連絡します。夜中でもビルメンの人は修理しにやってきます。私は修理するのを立ち会って見ていました。その時に考えました「警備員をやっていても何の技術も身に付かない、資格を取ってビルメンになろう」と思いました。それが資格を取ろうと思ったきっかけです。

 

(5)私が取得した資格を紹介します。

①平成8年、自衛消防技術認定証

②平成9年、乙4危険物取扱者

③平成9年、第二種電気工事士

④平成9年、2級ボイラー技士

⑤平成10年、甲種防火管理者

⑥平成10年、乙7消防設備士

⑦平成10年、乙6消防設備士

⑧平成11年、3種冷凍保安責任者

⑨平成11年、防災センター要員

⑩平成12年、第1種消防設備点検資格者

⑪平成12年、第2種消防設備点検資格者

⑫平成13年、宅地建物取引士

⑬平成14年、管理業務主任者

⑭平成14年、第二種酸素欠乏作業主任者

⑮平成14年、甲4消防設備士

⑯平成16年、防火対象物点検資格者

⑰平成20年、特定建築物定期調査員

⑱平成20年、第1種電気工事士

⑲平成20年、建築物環境衛生管理技術者

⑳平成21年、防火管理技能者

㉑平成21年、防火・防災管理者

平成26年、低圧電気取扱業務特別講習

平成28年、上級救命技能認定証

平成28年、防災管理点検資格者

 

ビルメンをやって約20年間でこれだけの資格を取りました。資格手当は上限までもらっています。全部試験を受けて取った訳ではなく半分くらいは講習で簡単に取れる資格です。ビルメンの給料は安いです、安い給料を少しでも上げる為に資格を取る事は重要です。資格手当をもらって少しでも給料を増やしましょう。